「在宅ワークに興味はあるけれど、実際の手取りや生活はどう変わるの?」
働き方が多様化する中で、在宅ワーク(テレワーク)への切り替えを検討している方は多いはずです。
そこで本記事では、東京から小田原へ移住した筆者の実体験をもとに、在宅ワークのリアルなメリット・デメリットを徹底解説します。
在宅ワークのメリット
通勤時間の削減「満員電車のストレスから解放され、自由な時間が増える」
満員電車のストレスがなくなり、朝の時間にゆとりが生まれたことで、心身ともに余裕を持って業務をスタートできています。
現在の職場に入社した当初、私は東京に住んでおり、数ヶ月間の研修期間は毎日出社していました。
電車に乗っている時間は20分ほどと短かったのですが、都市部ならではの激しい混雑は避けられません。
当時は常に「人混みによる感染症のリスク」と隣り合わせで、精神的な緊張感がありましたが、在宅ワークに切り替わってからは、そのリスクから完全に解放されました。
リモートワークになってから始業時間ぎりぎりまで寝ていることもしばしば…笑
在宅勤務で叶えた「住む場所の自由」と圧倒的な固定費カット
在宅ワークへの切り替えを機に、私は「家賃を抑えつつ、もっと広い家に住みたい」という希望を叶えるため、神奈川県の小田原市へ移住しました。


結果として、以前より家賃が月1万円ほど安くなっただけでなく、更新時の費用も火災保険のみに抑えられるようになり、長期的なランニングコストを数十万円単位で削減することに成功しました。
家賃の「払い損」を解消「在宅ワークで住居費のコスパを最大化」
住居費は固定費ですが、在宅ワークならこのコストを「仕事場」としても有効活用でき、支出のコスパが劇的に向上します。
私は以前から
高い家賃を払っているのに、大半の時間を会社で過ごすのはもったいない
と感じていました。
仮に通勤時間を含む出社で1日10時間不在にする場合、家賃6万円の物件なら1ヶ月約17,000円、仕事以外の外出時間も含めれば月々約2万円ほど損をしている計算です。
最も高い固定費である家賃を24時間フルに自分のために使えるのが、在宅ワークならではの大きな経済的メリットだと実感しています。
手取り額が増えるかも!?通勤手当の廃止に伴う「社会保険料」の節約メリット
在宅ワークになると、なぜ社会保険料(健康保険・厚生年金保険料)が安くなる可能性があるのでしょうか。
その鍵は、給与から天引きされる金額を決める「標準報酬月額」にあります。
1. 社会保険料の計算は額面給与に加え「通勤手当」も含まれている
社会保険料の計算には、基本給だけでなく、実は「通勤手当(交通費)」も含まれています。
通常の社会保険加入者は「4月〜6月の3ヶ月間の総支給額(額面)」の平均をもとに、その年の保険料が決まります。
実は私も、社会保険料が決まる4月〜6月はあえて有給休暇を積極的に消化し、残業や出勤日数を調整することで、保険料が跳ね上がるのを防いでいます。
2. 通勤手当がなくなると「等級」が下がる可能性も
在宅ワークに切り替わり、毎月の定期代(通勤手当)の支給がなくなると、計算の基礎となる総支給額が下がります。
出社時: 基本給25万円 + 通勤手当2万円 = 27万円
在宅時: 基本給25万円 + 通勤手当0円 = 25万円
このように総支給額が下がると、社会保険料の算出基準である「等級」が1〜2ランク下がることがあります。
その結果、毎月数千円、年間で数万円単位の手取り額が増えるケースがあるのです。
厚生年金保険料が安くなるということは、将来受け取れる年金額が減少するという側面もあります。「今の可処分所得(手取り)を増やす」ことを優先するか、「将来の備え」を優先するか、ライフプランに合わせる必要があります。
ワークライフバランスの実現「昼休みや隙間時間の活用で、家事と仕事を両立」
生活の質(QOL)を高めながら、メリハリのある働き方を実現できるのは在宅ならではの魅力です。
例えば、午前中の業務開始に合わせて洗濯機を回しておけば、昼休みに入るタイミングでちょうど洗い上がります。
休憩時間中に洗濯物を干すといった「隙間時間の活用」だけで、仕事終わりに溜まった家事に追われるストレスが激減しました。
また、自宅だからこそ、昼休み中に「布団でしっかり昼寝」ができるのも大きな利点です。
15〜20分ほどの仮眠をとることで午後の集中力が劇的に回復し、オフィス出社時よりも高い生産性を維持できます。
在宅ワークのデメリット
光熱費の負担増「自宅での仕事により電気代・水道代などの生活コストが上昇」
在宅ワークでは、照明、エアコン、PC、トイレの使用頻度も増えるため、出社時より水道光熱費が上がります。
- 電気:月額平均5,900円(最大9,500円)
→夏季は冷房を24時間稼働しているので、月々の電気代は9,000円超えます。 - 水道:月額平均1,900円(最大1,960円)
→私の場合は毎日シャワーしか浴びない生活なので、リモートワーク中にトイレや自炊で水道を使っても月々2,000円以内に収まっています。
住環境の変化と管理「デスクやPCなどの仕事道具で、生活スペースが圧迫される」
これから在宅ワークを検討する方は、貸与品のサイズを確認するか、できれば「個人PCでの業務が可能か」を事前にチェックしておくのが、快適な仕事環境を守るための重要なポイントです。
部屋の広さに余裕がない場合、大型機器の設置は想像以上に生活を圧迫します。
以前、私が東京の6畳一間に住んでいた際に、現在と異なるデータ入力の仕事をしていたのですが、入社後に「研修後の在宅移行には大型デスクトップPCが貸与される」ことを知りました。
すでにリモートワーク中の同僚からは「本体が大きすぎて邪魔」という声が漏れており、狭い私の部屋が仕事道具に浸食される不安を感じたのを覚えています。
ちなみに私は研修中のノルマをクリアできず、すぐに辞めてしまったのですが、今思えば辞めてよかったと思っています。
現在の職場は、個人のノートPCで仕事をしているため、部屋を圧迫されることなく快適に仕事ができています。
外出機会の減少による「運動不足」と「座りっぱなし」のリスク
通勤という「強制的な運動」がなくなる分、意識的に食事制限や運動習慣を取り入れる必要があります。
在宅ワークになると、ネット通販の充実もあり、ゴミ出し以外は一歩も外に出ない生活が驚くほど簡単に送れてしまいます。
私自身、気が付けば1週間以上も自宅の敷地内から出ていないことがざらにあります…。
在宅ワークを長く健やかに続けるためには、自分なりの「動く仕組み」を作ることが、仕事と同じくらい重要なタスクになります。
在宅ワークを「自分らしく」成功させるために
在宅ワークは、「固定費の大幅削減」や、通勤時間の解消による「朝のゆとり」など、人生の質(QOL)を劇的に高める可能性を秘めています。
「家賃を時間単価で考える」といった独自の視点を持つことで、住居費のコスパを最大化し、手取り額以上の豊かさを実感できるはずです。
一方で、大型PCによる部屋の圧迫や、深刻な運動不足といったリアルな課題も存在します。
在宅ワークは単なる「働き方」を超え、自由で豊かな「生き方」へと進化します。

